屋根遮熱美装工法
■OSクール工法
OSクール工法は、経年劣化したスレート・鋼板・屋上スラブの屋根・壁面を張り替えたり、
かぶせたりするのではなく、そのまま補修・再生し、耐久性を向上させると共に、
遮熱・断熱・防水する多目的な機能を付加する新時代の塗装工法です。
環境省環境技術実証試験結果報告書[概要版] (PDF)
特約店:佐藤商事株式会社
● 良いことずくめのOSクール工法効果
遮熱・断熱効果
夏は室内温度を3〜7℃下げ冬は保温効果を高め、快適な作業環境づくりをすると共に、空調経費を節減します。
耐久性の再生向上
耐衝撃性等の強度を再生させ、メンテナンスを含むトータルコストの節減をします。
耐候性の向上
不透水生、防食性、耐凍結融解性、耐酸性、耐アルカリ性を向上させます。
その他にも漏水を防止、スレート屋根のアスベスト粉塵の押さえ込み、気になる鋼板屋根の雨音を抑止する等のお客様に満足していただける効果を発揮する工法です。
● OSクール工法の仕様
OSクール工法には屋根材質に最も適した3つの使用があります。
スレート仕様
・遮熱・断熱保温効果により省エネルギーで快適な環境となります。
・劣化したスレート板の強度を再生、向上させます。
・風化したスレート表面を押さえ込み、防水性を向上させます。
鋼板仕様
・遮熱・断熱保温効果により省エネルギーで快適な環境となります。
・融雪を早める効果があります。
・塩害に対して長期防錆力を保持します。
・高い遮音性により雨音、風音を抑止します。
屋上スラブ仕様
・遮熱・断熱保温効果により省エネルギーで快適な環境となります。
・身体への温度変化を減少させ建物を保護します。
・塩害、中性化を抑止する効果により耐候性を向上させます。
・防水性を高め耐候性を向上させます。
● OSクール工法の使用材料
OSクール工法は、プライマー材・ベース材・トップコート材の3層仕上げであり、それぞれの材料が複合的に多くの効果を生み出しています。
トップコート材
全仕様
遮熱効果に大きな比重をかけたシリコン系塗料を使用しベース材の保護、不透水性を高めます。
スレート仕様、鋼板・屋上スラブ仕様とも基本材料は同じですが、鋼板・屋上スラブ仕様はベース材に合せて弾性を持つソフトタイプを使用します。
ベース材
全仕様
工法の中心を成す材料であリ、塗膜の厚さでは90%以上を占め、付着性・不透水性・耐衝撃性・耐候性などの優れた物性を持つポリマーディスパージョン(混和液)とシラスバルーン※及び特殊骨材配合によるセメント系混合体(粉体)攪拌混合し、吹き付けなどにより塗布します。
スレート仕様ではハードタイプ、鋼板/屋上スラブ仕様では弾性を持つソフトタイプを使用します。
プライマー材
スレート仕様
汚れたスレート面を洗浄せずに、苔や大きなゴミを除去するだけでそのまま施工できる強力な浸透性を持ったプライマー材を使用します。
鋼板・屋上スラブ仕様
密着性を重視すると共に、鋼板の温度変化などによる伸縮に追従する軟らかさを持ったプライマー材を使用します。
※シラスバルーンとは
微紛状の火山性鉱物(火山ガラス)を選別し、乾燥し高温で熱処理することにより、粒子が発泡し、微細な中空バルーンとなったものをベース材に配合。わずかでも吸収された熱を屋根材に伝えにくくする効果を発揮する素材です。
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