トンネル覆工剥落防止対策工法
SANショット工法(鉄道ACT研究会認定工法)
トンネル覆工の剥落防止を目的とした補修を実施する上で、現場での制約された条件下では施工性・耐久性・経済性に優れた安全性の高い対策工が要求されます。 SANショット工法は経年劣化したトンネルの覆工剥落対策として、特殊連続繊維ネット、特殊アンカーピンおよびポリマーセメントモルタルの3種類の材料を組み合わせ、安全性と施工効率を高めた新しい湿式吹付け剥落対策工法です。
- 一次吹付けと同時に立体構造の特殊連続繊維ネットを仮定着して特殊アンカーの設置により施工効率が優れています。(※工法特許出願中)
- 二次吹付けによりネットとアンカーピンを耐久性に優れたポリマーセメントモルタル中に一体化させ、長期にわたり剥落防止効果を持続します。
- 標準施工厚15mmから施工可能で、建築限界を支障しません。
- 急結材を併用するので10cm程度の断面修復も同時に施工可能です。
- リバウンド・粉塵の発生が極めて少ない湿式吹付け工法です。
- 施工後、短時間で列車運行の併用が可能です。
- 新技術情報提供システム(NETIS)登録No.KT-090013
施工前
素地調整
漏水処理
ネットの仮設置
1次吹付け
アンカーピン
2次吹付け
完了
◆ 施工システム図